映画について(3)
話を戻すが、本作は主題歌が非常に良いので、内容の酷さが余計に目立つのである。
もう一つ付け加えるならば、このときの併映作「おジャ魔女どれみ#」は、時間の
割に話がうまくまとめられており、そのせいで更にデジモン映画の酷さが際立つ結果
となってしまったわけである。
本当に監督・制作陣は何を考えているのだろうか。
「デジモンアドベンチャー」は子供向けアニメなのだから、話は王道でいい。
出てきた敵を、かっこいいデジモンたちテンポよく倒す、これが黄金パターン。
これを全面に押し出した映画にすれば良いだけの話なのだが、監督が悪いのか、
脚本家が悪いのか、残念ながらそうなることはなかった。
どうして自分の色を出してしまうのか。
しかも駄目な方向に。こういうことはオリジナルの映画でやれば良かったのに
と思う。
といっても、2000年頃は今と違うからオリジナルのアニメ映画は作れなかったか。
「ディアボロモンの逆襲」はもうTV版がダメダメになったあとの映画だから、
なんかもう何も言う気が起こらない。
ラストシーンのバスは人気取りなのだろう。
結局、デジモンアドベンチャーシリーズの映画は、まともに上手くいったものはないと言える。
もうこれは絶対無理な話であるが、
全映画をキャラデザをTV版に合わせて作り直して欲しい。
特に「前編・デジモンハリケーン~」は、もっとテンポを良くして作り直して
欲しい。
「デジモンアドベンチャー02」の再アニメ化署名にご協力下さい。