映画について(1)
ここからは「デジモンアドベンチャー02」の映画について語りたいと思う。
本作の映画は映画は2本あり、2000年7月公開の「前編・デジモンハリケーン上陸!!/
後編・超絶進化!!黄金のデジメンタル」と、2001年3月公開の「ディアボロモンの逆襲」
である。
これらを語る上では、前作の2本の映画にも言及しなければならない。
デジモンアドベンチャーシリーズの映画の見てわかる最大の特徴は、
キャラデザがテレビと違うということである。
これはそもそもは1999年3月公開のデジモンアドベンチャーシリーズの映画第1作と、
2000年3月公開の「ぼくらのウォーゲーム」の監督を努めた細田守氏の影響が大きい
と考えられる。
彼の絵コンテに合わせたということである。
その問題のキャラデザであるが、テレビと比べてお世辞にもキレイとは言い難い。
本当に同一人物かと思うほど、TV版とかけ離れている。
このようなことになっているとは知らず、映画を見に行った私は軽く絶望した。
アニメとは作画が全てではない、内容が良ければいいじゃないか、という人
もいるだろうが、当時15歳であった私には受け入れがたいことであった。
どうしてTV版と合わせてくれなかったのであろう。
普通劇場版ともなれば、TV版とは予算も違うから、当然グレードアップした作画
になるのが普通だろうと思う。
しかし、東映アニメーションは違った。
もしかすると、デジモンの予算は少なかったのか。
天下の東映がそんなことをしていたのか。
ともかく、作画という点で、前作「デジモンアドベンチャー」の冠のついた映画
に汚点がついてしまったわけである。
そして、このあと制作されたのが2000年7月公開の映画となる。
「デジモンアドベンチャー02」の再アニメ化署名にご協力下さい。